会社員18年目のまきおです。
先日、ReHacQ(リハック)のYouTube動画で、今は亡き山崎元さんが語られていた内容が、私の脳みそを激しく揺さぶるほど興味深いものでした。
動画のタイトルは
『【後藤達也vsFIRE】投資の本質を徹底暴露!ビジネスパーソンが陥るキャリアの罠とは【山崎元】』(※外部サイト:YouTubeへ飛びます)。
この動画の中で山崎さんは、多くの人が「企業が成長するから株が儲かる」と誤解しているが、本質は違うとバッサリ切り捨てています(※動画内9分40秒頃)。
山崎さんが語る、株式投資における「利益の引き揚げメカニズム」の正体は、以下の2つでした。
1. 利益を提供しているのは「リスクをとらない人」
世の中には、「低金利でもいいから絶対に元本を減らしたくない」と預金に逃げる人や、「人と同じスーツを着て、言われた仕事をこなすだけの取り替え可能な労働者」がいます。 彼らは安全と確実性を求める代わりに、自分が生み出した価値(マルクス経済学でいう剰余価値)を、平均的な生産性よりも安い報酬で会社に差し出しています。
2. 資本のチャンネルを通じて、リスクをとる人がそれを「巻き上げる」
リスクをとらない人たちが買い叩かれて提供した利益を、「資本」という仕組みを通じて、身銭を切ってリスクをとっている投資家が合法的に吸い上げている(巻き上げている)。
これこそが、経済全体が回っている正体なのだと山崎さんは解説しています。
つまり、「現金のままリスクをとらずに眠らせているお札」や「工夫のない労働」から搾り取られた利益が、リスクをとった投資家へと移動しているというわけです。
山崎さんの正論に感じた、ひとつの「違和感」
この動画を観ていて、私は言葉にできないほどの衝撃を受けると同時に、どうしても拭えないひとつの「違和感」が頭をよぎりました。
それは、「じゃあ、最初から買い叩かれないようにリスクを取って生きることなんて、普通の会社員に可能なのか?」ということです。
何の実績も、スキルも、信頼貯金も、そして何より「まとまった資産」も持っていない初期キャリアの段階で、最初から「無茶振りは受けません」「自分の人的資本にリスクを取ります」なんて尖った振る舞いをしたらどうなるか。
おそらく、ただの「扱いにくい奴」として組織で干されて終わりです。それは適切なリスクテイクではなく、ただの無謀なギャンブルになってしまいます。
誰しも、最初は組織のために歯を食いしばって全力で走る時期があるはずです。山崎さんの言葉をそのまま受け取るなら、その真面目な努力の期間まで「ただ都合よく買い叩かれていただけの悲惨な労働者」になってしまいますが、本当にそうなのでしょうか。
その答えは、動画の後半に隠されていました。
山崎さんが語る「猿の枝渡り」という超現実的なお作法
動画の18分頃、山崎さんは転職やキャリアについて、非常に現実的な例え話をされています。
「転職は『猿の枝渡り』。次の枝をしっかり掴んでから、今の枝を離さないとダメ。一回無職になって地上に落ちた猿は本当に弱いし、人間が貧乏臭くなってしまう」
この言葉を聞いた瞬間、頭の霧が完全に晴れました。
山崎さんは決して「最初から無謀な勝負をしろ」と言っているわけではなかったのです。
山崎さんの真意は、「最初から無茶をするな。ただし、思考停止のまま同じ場所に居座り続けるな。いつでも次の枝に移れるだけの『握力』をしたたかに蓄えなさい」ということだったのです。
そう考えたとき、会社員が組織の中で歯を食いしばって積み上げてきた時間や実績、それによって作ってきた資産は、強固な意味を持ち始めます。
真面目に働いて信頼を勝ち取り、後ろ盾(資産)を築く。そのプロセスこそが、いつでも今の枝をパッと離せるようになるための、最強の「握力」を鍛える期間だったのだ、と。
まとめ:したたかに「次の枝」を見据えて生きる
山崎元さんが遺してくれた言葉は、私たち一般庶民が「どうすればこの理不尽な資本主義のゲームをハックして、機嫌よく生きられるか」を教えてくれる愛の鞭(むち)です。
十分に「握力」が蓄えられたなら、もう会社に魂まで捧げるような働き方をする必要はありません。上層部からの無理難題は「大人の引き算」で体よくコントロールし、自分の貴重な時間とメンタルを死守する。
そして、会社員という最強のプラットフォームを賢く利用してお給料(投資の軍資金)をいただきつつ、浮いたエネルギーを自分の人生(健康や自己投資)のために100%使っていく。
思考停止してしがみつく労働者ではなく、資本主義のルールを理解した「したたかな会社員」として、明日からまた一歩、機嫌よく歩みを進めていこうと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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💡 **次回予告**
今回ご紹介した動画で山崎さんが語っていた熱いメッセージは、彼の遺著となった書籍『経済評論家の父から息子への手紙』に、さらに何倍もの濃密さで書き残されています。
資本主義の血も涙もないリアルと、その中で私たちが取るべき「本当のキャリア・投資戦略」とは?
次回は、この本を読んで私が激しく痺れたポイントについて、さらに深掘りして考察します。どうぞお楽しみに!
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