【気づき】AI(機能を組み込むweb業務)システム開発プロジェクトのプロマネをやってみて
最近、自分の部署でもAI機能を組み込んだweb業務システムの開発を行うようになってきた。
自分も途中からではあるがAI(機能を組み込むweb業務)システム開発プロジェクトに携わったのだが、AIシステム開発プロジェクトを進める上でプロマネの観点、特に体制面(どのようなスキルセットを持つメンバーを揃えるか)での気づきが多かった。
市販のAI開発の技術本も参考にプロジェクトを進めて行ったのだが、
■参考にしたAI開発の技術本
その内容も踏まえて実際に自分が経験したことを纏めていこうと思う。■前提
自分はこれまでWEB系の業務基幹システムやSAPパッケージの業務基幹システムの開発・プロマネに携わっていた。AI開発で必要なスキルと言われているpythonのプログラミングスキルや数学(線形代数・微分積分・統計)の知識はほぼない。自分が所属する部のメンバー、これまでの案件で発注していた協力会社も同様だ。
このような状態で、AI機能を組み込む業務システム開発プロジェクトに参入出来るのだろうか。結論は参入出来た。
■AI機能を組み込む業務システム開発における役割分担
AI機能を組み込むといってもあくまで業務システムの開発であるので、携わるメンバー全員がAIの開発スキルを持っておく必要はない。バックエンドエンジニア(システムが乗るサーバー、ネットワーク、DBの開発要員)はもちろん必要だし、フロントエンドエンジニア(オンライン画面、バッチ処理等アプリ開発要員)も必要になる。そこに加えて、AI学習モデルを設計開発出来るAIエンジニアが必要になるのだ。
AIエンジニアが、フロントエンド、バックエンドも手掛けてしまえるような規模の小さい案件なら別だが、一般的な業務システムの開発プロジェクトであれば、フロントエンド、バックエンド、AIの3チームのエンジニアチームに分かれて開発を行っていくことになる。
フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアのチームは、AI開発以外の箇所を担うようにすることで、AIエンジニアチームにAI学習モデルの開発に専念して貰うようにすることに、大きな役割・価値がある。
■AI機能を組み込む業務システム開発におけるフロントエンド・バックエンドエンジニアが行うこと